2014年11月8日土曜日

10月25日活動報告

今回は、メンバー4名、スタッフ1名の参加でした。
下記の2つのテーマでディスカッションを行いました。


①頓服の使用方法について
 
 長期間療養されていると、ご自分の調子を把握されている方も多いと思います。
また、症状が安定するまでにさまざまな薬を試した経験をお持ちであることから、
新たな薬を用いたり、副作用などについて敏感になっている方も多いのではないでしょうか。
今回のメンバーの事例では、頓服薬を使用すると気分が落ち着いて数日調子の良さを感じる反面、副作用として口渇や食欲増進の自覚もあり、副作用に気を付けつつ過ごされているというものでした。効果を実感できる薬に出会えた喜びとともに、内服を継続していくことで現在の効果が薄れていく不安を話されていたことが印象的でした。


②うつとそう状態の間で
 いったん、そう状態を経験すると、そう状態の時の頭の回転の良さ、活動性など自分の力が増したように感じていることがあります。
 そのような状態から、うつ気分になると、その落差によってより一層うつにはまり込んでしまいます。
 それではどれくらいの気分が一番いいのでしょうか。
 現在のメンバーはある程度、調子が落ち着いている方が多いですが、それでもうつ気味で、「現在の気分は果たして自分の本来の調子なのか?もう昔のような能力がないだけなのか?うつだからすっきりしないのか?」と絶えず自問自答を繰り返しているケースも少なくありません。
 また、スタッフからは、そう状態が著しかった後には、当事者はうつ気分と感じるほどでも家族や周囲の人からの評価がよくなるケースも少なくないと紹介がありました。
 病歴が長いメンバーからの体験談では、「最初はそう状態とのギャップに苦しんだが、今はフラットになってきていると思っている」というエピソードを聞くことができました。
 少しずつ自分にとって最適な気分がわかってくるものだと教えていただいた気がします。


寒くなってきましたが、気候に負けずミーティングを継続しましょう。



次回11月8、22日(土) 時間:14時~16時 


 
場所:金沢医科大学大学看護学部2階 精神看護学演習室
活動内容:グループディスカッション

集合場所:14時に金沢医科大学看護学部に集合です。

初回参加の方は、誘導が必要だと思いますので、
金沢医科大学、金沢医科大学病院、内灘町役場等の
近くまでこられましたら、携帯電話までご連絡ください。
公共交通機関の方は付近まで来られたら、
自家用車の方は付近で車を停車する前に(できれば役場付近で)連絡してください。
 最寄りのバス停は、大学前です。  会場は、金沢医科大学の敷地内で、内灘町役場側です。